クリスチャン、つまり教会員にお勧めしたい聖書理解の教本
-基礎から問い直すキリストの教え-


新十四日派としての原始キリスト教を教える最初の教理教本が出版の運びとなった。

この「聖書に流れる意志」は、既に教会に通いつつも、聖書理解に不足を感じる方々を対象に、もう一度、聖書全巻を流れる基本的で最も重要な点を学べるよう工夫された教本である。

「いま、なぜ原始キリスト教か」ほどにはキリスト教をまったく知らない人向けではないが、キリスト教の基礎を原始キリスト教の観点から改めて据えることを目的としている。

某教会の牧師よりの依頼もあり、教会員向けの内容であっても、平易な文章、読みやすい文字とレイアウトを心がけ、この第一版は、ペーパーバックA5版、横書き77頁となった。
本書は「教本」であるので、各節に簡潔な設問や参照聖句などがあるが、これを読者が自ら、あるいはできれば二人で討議されるよう作られている。
それを考え、各節はどれも十行程度の長さに収められ、答えを見出し易く工夫した。


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PCやタブレットで読める電子版
横書きDoc.85頁 ¥250


この書では、聖書の進行に沿い、神の創造から始め、エデンの出来事、女の裔、アブラハム、律法契約、という風に歴史を追って学ぶことができる。



全体は四つの章を持ち。
第一章 神とは誰か
 ここで、創造の業と最初の問題が提起され

第二章「女の裔」イスラエル
 律法契約の意義と結果を考慮し

第三章  キリストの教え
 到来したメシアの教えの要点を学び

第四章 
終末のキリスト
 将来に聖霊を用いるキリストの業を予測する

これらの文章が長い印象を与えないよう、章は幾つかのセクションに分け、さらに節毎に細分され、各節には討議用の質問が各節
毎に設けられている。

巻末には、今日の教会一般に見られるものの、本来キリスト教に属さない慣行や教理を取り上げた付録も設けており、随時活用できる。

教理教本というこの種の、専ら知識の詰め込みに成り易い欠点を考え、この書では「キリストの教え」として、アガペーによる「愛の掟」、また安息日の意義を敷衍した「神の安息」に入ることなどをも集中的に学ぶように作られているので、学ぶ過程からキリスト教の精神を身に着けるよう促されている。

本書を系統的に討議されることを通して、教会に通いながらも、聖書全巻を通した理解を得たいと願う方々が、聖書の中を貫流する、神の息の長い人類救済の意志と計画、それを成し遂げるために数千年の歴史に中に確固とした足取りが残されてきたことを知ることにより、神への更なる深い畏敬と信仰に進まれるよう祈り願ってやまない。


この教本のペーパーバック版については
2019年6月現在で未発刊ながら、今後の課題として検討中
(これらの注文において林義平は何ら個人情報を得ることはない)                 



新十四日派による原始キリスト教の基礎教理⇒「略解教理之詞言


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